用紙の種類(本文の紙質)
オリジナルノートに使われる印刷用紙。主なものをあげてみました。
本文の紙質
ダブルリングノート/糸綴じクロス巻きノート/中綴じノート/ハードカバー糸綴じノートの本文用紙
上質紙
なめらかな表面と自然な風合いを持つ白色の紙です。バージンパルプ(化学パルプ100%)にて製造されているので「上質紙」です。表面に何も塗布されていないので、鉛筆やボールペンなどでの筆記性に優れている(=書きやすくインクも乾きやすい)のが特徴です。高精細のカラー印刷よりも単色の文字印刷に多く用いられます。
ノートの本文として通常の厚さは四六判で70㎏か、一格薄い55㎏です。
当社のおすすめは大王製紙のユトリロ上質ですが、王子製紙のOKプリンス上質、日本製紙のNPi上質、しらおい上質、北越コーポレーション(旧北越紀州製紙)のキンマリSWなど種類、銘柄も多く、同じように見える上質紙も白さや風合いが微妙に違うことに驚かされます。
淡クリーム上質紙
書籍用紙とも呼ばれ、その名の通り書籍の本文に使用されている紙です。染料でクリーム色に色調整された目に優しい上質紙です。ノートの本文として通常用いられる厚さはB判で55㎏、60㎏、65㎏です。
当社では北越コーポレーション(旧北越紀州製紙)の淡クリームキンマリ、日本製紙の淡クリーム琥珀Nが使われています。
再生上質紙
再生上質紙はバージンパルプに古紙パルプを配合して製造された非塗工の再生紙です。純白色の上質紙と比べるとグレー気味にくすんでいますが、落ち着いた感じを好ましく思うかもしれません。筆記性は上質紙同様高く、環境に配慮した取り組みを行っている国や地方公共団体などで多く使われてきた紙です。
当社では大王製紙のPFユトリロ上質グリーン70が使われます。
ユトリロ上質グリーン70は古紙パルプを70%以上配合した再生上質紙です。グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)の基準を満たしています。※メーカーの在庫状況確認要。